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うつせみ

留守宅に入り、住人が戻るまでに洗濯や食事をする行為を繰り返す謎の青年。ある日侵入した豪邸で、暴力夫に軟禁状態にされていた女性と遭遇してしまう。青年は女を連れ出し、今度はふたりで留守宅を転々とするようになる。

終始二人の会話はない。主人公の青年にいたっては、セリフはひとつもなかったように思う。この静かさは北野武の「あの夏、いちばん静かな海」にもちょっと似ている。

たぶん、最近観た映画の中ではもっとも良かった。こういう映画を作るキム・ギドク監督のセンスというのはどういうものだろう。まさに鬼才としかいいようがないな。

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