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わが教え子、ヒトラー

終戦末期のベルリン。ヒトラーは数百万の国民の前で演説を行う予定だが、ベルリンはすでに廃墟。威厳と体裁を保つため、急遽、張りぼての街並みを用意してのパレードが計画される。勝利に疑念を持ち始め、すっかりかつての自信を失ったヒトラーの演説の指導役となったのは、収容所から呼び戻された元映画俳優。皮肉なことに彼はユダヤ人であった。

もちろんストーリーはフィクションで、ましてやユダヤ人の演説指導など完全な作り話。ヒトラーやその取り巻きはひたすら哀れで滑稽に描かれる。だけど、ヒトラーの神経質な側面や、彼に演説指導をした教師がいたという史実、また父親や女性に対する劣等感などは部分的に実際の逸話に基づいていて、それらをうまくブラックユーモアとして取り入れているあたりが面白い。

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