June 23, 2007
ガダラの豚
もうしばらく前だけど、中島らも の「ガダラの豚」を読み終えました。
呪術や超能力をテーマにした本作。前半はいんちき宗教のトリックを暴いたり、超能力を持つという青年のパフォーマンスを科学的にやり込めたり、ドラマ「トリック」のような展開。それが後半になるにつれ・・・。なんともはや。展開が様変わりします。フィクションとはいえ、さすがに微妙。
ケニアでは、呪術師という存在とその役割が社会的に認められていて、医者が治せないと判断した病気や、家族同士のトラブルは呪術師を仲介することで解決している、というのは本当のようです。
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若干遅レスだが、アフリカとかの一部の地域では呪術師ってのは欧米でいう宣教師とか牧師さんに近い存在だったりするね。
樹木崇拝とか自然崇拝が普通に残ってる関係でその"儀式"を行う人=呪術師は一般人からある意味崇拝されてたり。
家族間のトラブルとか病気治療は悪い事を祓う意味があるけど、結婚相手選びとか雨乞いなんかにも使われてるから何かを決める時には呼ぶみたいね。
この辺の思想がもうちょっと進むと崇拝対象が人に近くなって、現代宗教に繋がったるするわけだけど・・・。
こういう話めちゃ好きなんだわ・・・・w
投稿者 Pippo : June 27, 2007 12:17 AM
勉強になるなあ。政治家のバックにも呪術師がいたりするそうで、中国の風水なんかに近い役割ももっているようだね。
「ガダラの豚」が意外だったというか、残念だったのは、2巻までは、呪術師の社会的な機能を語ってたりだとか、「呪いは、呪われたと相手が気づくから効果があるのだ」みたいな具合だったのに、最後の最後で実際に虫を大量に呼び寄せて相手を襲わせるといった意味不明な展開になるところ。
あれ?その境界を越えられちゃうの??といいたくなるラストでした。
ところで今は「プーチニズム」という本を読んでいます。著者が、書いた後に殺されちゃったやつ。
投稿者 kawachi : June 27, 2007 01:55 AM