道具の応用について
年末をもって今の会社を辞めて、おそらく来年2月頃からは気持ち新たに違う会社に勤めることとなります。今の仕事を始めて(正社員になって)、2年足らずのキャリアしかない僕ですが、人生初の転職というか、そういうタイミングがこんなに早く来るとは正直思わなかったです。
今の会社は、決して悪い会社ではないのですけれども、やっぱしただ単に純粋にWebを作っていたい年頃の僕としては、やはり今回のタイミングで辞めることについては、自分なりに正解だったのではないかと思っています。これがもう少し年齢を重ねていたら、違った結論に達していたかもしれません(いや、おんなじかもしれませんけども)。
で、会社の階段で、「大人のカフェラテ」を飲んでいたらば、今の会社にやってきたばかりの方に、すごくいいことを言ってもらえました。なんでもそうだが、ひとつの何かを突き詰めて極めてしまえば、(技術云々関係なく)他のなにごとにもその考え方に当てはめて「応用」を利かせることができるし、それまでと違った捉え方をすることもできる、と。普段その手の話題には懐疑的な僕だが、この話に限ってはとっても説得力があり素敵でした。
僕はわりと多趣味な人間でして、これまでいろいろなことに熱中(将棋、アクアリウム、ジャグリング、BMXなどなど)してきたけれど、どれもこれも中途半端な感がありました。もちろん熱中している間はほかのことに顧みる余裕なしにそのことばかり考えるようになるので、ある程度のところまでは達するのです。ですが、存分に極め抜いたとは言えない感じの、なんとも宙ぶらりんな状態に停滞し、それ以上踏み出してもいなかったわけです。
そんな僕ですが、今の仕事だけは唯一、興味が途絶えることなく続いています。高校のときからWebは作っていて、その当時作ったヘッポコサイトは、富士通のパソコンを買ったりすると、付属のマニュアルに「お役立ちサイト」として紹介されていたり、「特選街」とかいう雑誌のポータルサイト特集(当時ポータルサイトという言葉が流行っていたし、僕も便乗していた)みたいのに掲載されていたり、世間的にはそれなりの評価を得ていました。そういう経緯もあってか、なにかモノを作って人に見てもらったり、使ってもらったりっていう喜びを得るための道具として、Webは最も身近だったし、何より僕の性格に適しているのではないかと思うのです。
いまは、その道具を磨くのが、つまり楽しいのですけれども、楽しいなら楽しいでやっぱりある程度のところまでは極めてみたいものです(もちろんこれで満足という瞬間はなさそうですが)。いずれはそれを本当の意味での道具として、ほかの何かに応用を効かせていきたいとも思います。
そして、あくまで、「道具」を「ツール」とは言わないところがミソになるのではないかとか思っています。ニュアンス的に。モノを作る構成要素としてはツールかもしれないけれども、主観的な見方からすれば違う。やっぱし名前は、そのものを捉える姿勢として重要であり、ツールって言っちゃうとちょっとばかし違って見えてしまう気がして危ないのです。なんというか、大切さ具合が。しかも「道具」って素朴な響きでなんかいいです。ドラえもんの道具とはいうが、ドラえもんのツールではしっくりこないというわけです(違
まあそれはどうでも良いとして、結局、人間が作ったものである限りは、どんなことでも考え方のプロセスの根本はどれも共通したものがあるのだろうということを、会社の階段で聞いたその話を元に思ったのです。だから、「応用」を効かせる何か自体が見つかるまでは、とりあえずがんばっておいて損はないという風に考えています。そして幸いなことに僕はまだ若い。
ところで、ほのぼのと続けてきたこのブログだが、とうとうコメントスパムの餌食に。MTのフィルタリングがいい感じに機能していて、表に反映されないのが素敵ですが、一瞬いっぱいコメントが来てる、とても人気ブログだ!とか思ったのに、ぬか喜びだということに気づき、まことに損した気分になりました。と、初スパムの感想を、ついでにここに付記しておくことにしたところで、このエントリーはお終いとします。
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