July 06, 2005
象の消滅
村上春樹著の『象の消滅』という本を買いました。
最近は、体の健康の按配が良くなく不安に思ったり、ネットで過って踏んだグロ画像が頭から離れなくなってしまったりと、あまり具合が良くありませんが、ここらで少しくたびれがちな頭をリフレッシュすべく、落ち着いて読書タイムでも設けてみようかと思ったのです。
村上春樹の本を手に取るのは、中学生のときに読んだ『レキシントンの幽霊』という短編集以来で、それ以降は夢野久作や京極夏彦やなんかを好んで読んでいたため、これまで氏の他の作品に触れる機会がありませんでした。
なぜ村上春樹にしたかというと、『レキシントンの幽霊』に収められている「緑色の獣」と「沈黙」という話がとても印象的で、どちらも短編ながらも、ぐっと息を呑むようなシーンがあり、描写の丁寧さも手伝ってすんなり感情移入できたことを覚えていたからです。つまり安心感があったということです。
また、短編なら平日の夜や休日に1話づつ、切り良く読み進められそうですから、先が気になってつい読みふけってしまい、寝不足になってしまうという心配もせずに済むかと思ったわけです。
まあ正直に言ってしまうと、それらの理由よりも、単に本の装丁が気に入ったという物欲による理由のほうがわずかに上回る気もするのですけれど。
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