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漢字率によって変わる日本語の表情

「タイポグラフィの読み方」という本にあった漢字率の変化で文章から伝わる印象が変わるというお話。普段意識しないにもこれは当たり前の話なんだけど、「アルジャーノンに花束を」という小説の邦訳では、主人公の知識・語学力の推移が本のタイポグラフィの表情からも見て取れて、結果としてこの邦訳は名著と評価されたとかなんとか。画像は実際並べて比べてみたことはなかったので試しに作ってみたもの。

眺めるだけで内容を読まなくとも、情報が伝わってくるというのは欧文でももちろんあるんだろうけど、上みたいのは日本語独特のアプローチでおもしろいと思います。文章を書くときはこういうことも敢えて意識して書いてみたら良いのかもしれません。もっと紙に鉛筆で文字を書いていた頃は人の語学力がそれをみてなんとなく伝わったものですが、今はなんかもうスペースキーをポンポン押すだけですからね。こういう面での差はでにくくなっているのではないでしょうか。

ところで元ネタの「タイポグラフィの読み方(美術出版社)」という本。タイポグラフィというとても幅広い分野を、豊富な歴史的資料と絡めて原点に立ち返り、とてもうまく説いています。DTPの普及によって即物的な「タイポグラフィ」が蔓延した現代(それがすべて悪いとはいえないけれど)、今回は文字という当前に生活に密接した文化に対して改めて考える良い機会となりました。

まだ半分しか読み終わってないんですがw

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