November 13, 2009
エンケの死。
ドイツ代表のGKベルト・エンケが10日、自宅近くで電車に飛びこんで死亡した。
エンケは代表キャップこそ8試合と少ないが、欧州予選では正GKとして活躍し、来年のワールドカップでも正GK候補として期待されていた。
2006年には2歳の娘を先天性の心臓病で失ったが、今年に入って2歳の養女を迎えていた。
そんな中の突然の自殺・・・・正直言葉が出ない。
GKというポジションはスキルは当然の事経験が重要なポジションであり、30歳を超えたあたりで選手としてピークを迎える事が多い。
32歳。まさに選手として脂がのりこれから、という矢先の自殺。
ドイツ人としては珍しく海外でのプレー経験も豊富で、これからのドイツ代表を背負っていくと期待されていたのにだ。
遺書が発見され、その中には家族と一部の関係者しか知らなかった事実が書かれていた。
バルセロナ時代の03年あたりからうつ病にかかり、治療を受けていた事実。
マスコミやファンはもちろんチームメイトにも決して明かさず、夫人とともに戦っていた。
専門の医者の治療も受け、最近は(周囲から見れば)状態も良く代表の試合にも出場していた。
うつ病と言えば同じドイツのダイスラーを思い出す。
ダイスラーは現役プレー中にうつ病を告白し、一時期は代表にも戻ってプレーしたが、その後27歳の若さで引退。
やはり難しい病気なんだろう。
ドイツ代表は予定されていたチリ代表との試合をキャンセルし、ベルリンの壁崩壊から20年で盛り上がっていたドイツ国民は悲しみに包まれている。
自殺した現場は心臓病で亡くなった長女のお墓から200m程しか離れていなかったそうだ・・・・。
エンケの冥福を祈るとともに、残された夫人と養女が立ち直ってくれる事を願ってやまない。
そして同じく残されたドイツ代表のワールドカップでの活躍を心から期待しよう。
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