April 23, 2007
アジア共通通貨ができる?
という計画があるらしい。別にここ何年かで出てきた話じゃないんだけども・・・。
共通通貨というとユーロが有名だが、これは米ドルに対してEUが対抗する為の通貨で、すでに使用されている。
共通通貨ってなんぞや?というところだが、ようするに一定の地域内で同じ通貨を使用するという事。
ほんじゃなんで共通通貨を作る必要があるの?って話になるが、メリットは以下の通り。
(1)域内の為替リスク・為替コストがなくなる。域内の貿易・企業進出が拡大する。
(2)経済計算単位が一本化されるため、価格形成が透明になり、消費者に資する。
(3)域内の資本市場が発達する。従って国内開発資金を市場から調達しやすくなる。
(4)通貨圏が広がるだけ対外ショックに対して強くなる。
なんか難しい用語が並んでいるが、そんなに難しい話でもなかったりする。
(1)は要するに外国と貿易をする際のコストやリスクが少なくなるという話。
たとえば外国の会社からAという製品を現地価格(仮に元とする)で100=150円買っていたとする。
その製品は消耗品なので買い続ける事になるが、円の価値が下がった場合には現地通貨100で買っていたものがたとえば100=200円になる事で50円の追加コストがかかるというリスク。
これがなくなればその為のコストを考える必要がなくなり、国内企業が海外に進出するのを助ける事になる。
海外旅行時の外貨への交換の手間や手数料等のリスクもなくなる。
(2)はさらにわかりやすい。
今アジアでは円、人民元、韓国ウォン、タイバーツ等が主に使われているが、これが共通になれば消費者に取ってのその国の物価等がわかりやすくなる。
良くアジアの国経済状況を表す時に○○という国のサラリーマンの1ヶ月の平均収入は10万円ですと言った表現が使われるが、これが鮮明になる。
(3)は(1)と関係しているが、共通通貨を使っている国通しの貿易がさかんになり、発達していくという事。
(4)は一番重要だったりするが、要するに対ドル、対ユーロ政策。
アメリカは今イラク&イランへの攻撃等で国力を消費しており、国内では住宅バブルが崩壊してきているのでいずれは不況になる可能性が非常に高い。
ユーロはここ最近価値を上げてきているが、イギリスやフランス等がアメリカと同じく戦争状態になった場合は楽観している状況ではない。
そうなると世界的な不況になる可能性があり、これを防ぐ=巻き添えを食わないようにするにはアジアでの共通通貨を作るのが有効ではないか?という話だ。
しかし共通通貨には当然リスクがある。
ユーロ導入の際にも話題になったが、経済格差がある国同士が共通通貨になる事はかならずしもメリットばかりではなく、むしろ差がありすぎると両方の国にとってリスクとなる可能性が高い。
アジアに比べると発展途上国と呼べるような国の少ないヨーロッパでさえその問題でしばらく議論が続いた状態なので、アジアではもっと問題になるだろう。
次に、共通通貨を使用する国の国内経済状態の安定が必要になる。
共通の通貨を使っている以上、1つの国だけで経済が急な上下動を起こすのは非常にリスクが高いので、まずは共通前に各国の経済的な安定が必須になる。
日中韓あたりは調整が効きそうだが、他の国に比べればマシというだけで非常に難しい。
現在アジアでもっとも強い通貨は言わずもがなだが当然円。
人民元も潜在的に延びる可能性があるが、まだまだ及ばない。韓国ウォンもIT系の発展で好調であるが、悲しいかな歴史は繰り返すので、アメリカ&日本のITバブル崩壊のシナリオが当てはまる可能性が高い。
なんでこんな事急に気になったのかというと、アメリカがイランと本格的に戦争を始めるとアメリカの国力の低下だけでなく石油価格の高騰等も同時多発的に起こるので、当然日本にも影響が出てくるという事。
これから日本の労働人口は確実に低下していくし、アジアでは中国の立場が強くなる。
そこで日本は現状の米従属の関係を続けて行って良いんかいな?という懸念があるわけですな。
勉強すると面白いですこの辺の話。
なーんて夜中に考える事じゃないですな・・・・・w
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