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ネガティブぴっぽのネガティブ日記

お勉強してみた:レバノン情勢を知ろう

なにやらイスラエルとレバノンが戦争しそうな勢い。
なんでイスラエルはレバノンに攻撃をしているのか?という事がふと疑問に思ったので若干調べてみた。
イスラエル側の事情はわりと知識があるけど、レバノンは知識不足。南無。

今後レバノン情勢は最悪戦争という事になるそうなので(すでに戦争だという政治的な判断もある)、ニュースを読む際に補助的な知識として持っておくのも良いと思うわけです。はい。

さて今回のイスラエルのレバノン侵攻で主に標的になっているのは「ヒズボラ(ヒズボッラー)」という組織で、1982年というわりと最近できた急進的シーア派組織。
この組織はレバノンから非イスラム的なモノ(人も物も)を排除するのを主な活動としており、反欧米(特にアメリカ)、反イスラエルの傾向が非常に強い。
このヒズボラの成り立ち等を説明しているとかなーり長くなるので、レバノンがどういう国家であり、どのような状態にあるのかを簡単に説明してみる。
ネットで情報収集し、重要な部分のみ書いているので多少の認識の違いはあるかもしれないけど、全文書いてもしょうがないのでご勘弁を・・・。

レバノンは歴史的にキリスト教徒が多く、第1次、第2次世界大戦が終わり周辺国(シリア、ヨルダン、イラン、イラク)のイスラム化が進む中でキリスト教を中心とした国を形成していった。
もともとイスラム教徒も存在していたが、当時は数としてはキリスト教徒の方が多く、イスラム教に関してもシーア派やスンナ派というように分かれていた為、現在でも国の重要ポストは大統領がキリスト教マロン派から、首相はスンナ派、国会議長はシーア派というように明確に住み分けされている。

しかしこの住み分けは現在では根拠がなく、当初は国税調査でマロン派が多いからという理由であったが、ここしばらく国税調査は行われておらず、さらに隣国のヨルダンで起こったPLO(パレスチナ解放機構)追放の影響でパレスチナからイスラム教徒難民が大量にレバノンへ流入し、バランスが崩れ始めた。
元々政府の中心であったキリスト教マロン派は危機感を覚えたが、流入したPLOを抑える力のないレバノン政府はPLOに自治権を与え、これがイスラエルとの関係を悪くする第一の要因になる。
PLOへの支援と取られてもしかたがなく、イスラエルとしては敵対行動としか映らなかったわけだ。
イスラエルは早速レバノン国内への攻撃を開始したが、元々キリスト教国家であるレバノンは政治的にイスラエル軍に抵抗するわけにはいかず、PLOに任せる形で見守るしかなかった。
これでレバノン政府はイスラム教徒からも不満を持たれる結果になり、レバノン内戦の泥沼化への伏線になった。

ここで同じく隣国のシリアが介入してくる。
シリアは当初レバノンの内情には中立的な立場を取っていたが、レバノン国内でのPLOやイスラム教ドルーズ派の目指す革命の成功はイスラエルがレバノンさらにはシリアを侵攻する可能性を持つと考え、レバノン政府(=中心はキリスト教徒)の要請でシリア軍がレバノン国内のPLO、ドルーズ派を制圧する事になった。
イスラム国家であるシリアのPLOやドルーズ派への攻撃はイスラム社会の反感を買う結果になり、レバノンの内戦をさらに悪化させる結果になった。
この時点でレバノン国内にはレバノン政府に加えPLO、ドルーズ派、マロン派が組織したレバノン軍団、さらにはシリア軍と5つもの組織が衝突する事になり、さらにはイスラエル軍も介入の機会を探っているというまさに泥沼な状態にあった。

その後レバノン軍団とシリア軍の衝突、さらにはイスラエル軍のレバノン侵攻によるシリア軍との衝突を経てアメリカやイギリスを中心とする多国籍軍のレバノン介入が行われた。
多国籍軍の介入はPLOの国外追放後のパレスチナ難民の保護という面目はあったが、イスラエルとの関係もありイスラム教徒の不満を募らせる結果となった。
イスラエルとしてはPLOを排除し、レバノンを親イスラエル国家にするという思惑があったようだが、レバノン国内のイスラム教勢力によりそれも阻止されることとなる。

そんな中、今回のイスラエル侵攻の引き金になった勢力、元はシーア派の民兵組織であるアマル派から派生したヒズボラが勢力を拡大する。
90年代に入るとヒズボラはさらに勢力を拡大し、レバノン国内にいる多国籍軍にテロを繰り返し、ついには多国籍軍を撤退まで追いやる事になる。
問題はこのヒズボラの背後にイランやシリアの影がちらついている事で、特にイランは核兵器の製造問題等でアメリカから批判を受け続けている状態にあり、今回のイスラエルによる侵攻はアメリカとしてはすぐにやめさせるというわけにはいかないようだ。

この辺が今回のイスラエルによるレバノン侵攻の事情でっす。
現在もレバノンは多数の宗教的派閥(=戦闘集団)が乱立している状態にあり、イスラエルの思惑とシリアやイラン、さらにはイスラム社会全体の考えもあるので単純には解決できないという事情がある。

現在アメリカは核兵器の製造を恐れてイランに対して攻撃する口実を探している状態とも言えるので、イスラエルの侵攻が長引き、イランがヒズボラに兵器の支援等をしているとの決定的な証拠が出ればアメリカが動く可能性は高いと言える。
そうなるとイランは現在のイラクのような混沌とした状態になる可能性は非常に高くなるわけで、世界的にアメリカに対するイスラム教徒の風当たりはさらに強くなる・・・・。

うーん、なんとも複雑な情勢という結果でしたorz

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コメント

ヒズボラの名前はG8でブッシュがマイクに気付かず
ブチ切れてる映像で出てましたよね
http://www.youtube.com/watch?v=wXH7Akx07lY

先週のNewsweekで取り上げられてたので
自分も読みましたが横たわる問題は根深いですね。

投稿者 みー : July 25, 2006 06:55 AM

その後さらに調べてみると、かなーり奥が深い事に気が付いてなんだか凹んでます・・・はい。

日本への直接的な影響はまた原油価格が上がる可能性が大=ガソリン高くなるくらいですが、戦争してるとこがあるってのは気持ちの良いもんじゃないですからねぇ。

投稿者 Pippo@管理人モード : July 26, 2006 10:18 AM



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